タカハシペチカ〜倍音打音鍵盤音〜方法マシン「サーチエンジン」
自分は出演しないけど、おすすめのイベントっすというコーナーっす〜。
昨日は、二子玉川でタカハシペチカさんとのライヴがありまちた。
けっこうディープで面白くて、しっかり感のあるライヴだったなぁ。
自分の打ち込み入りオリジナル曲「ヘルシンキ」一人で演奏したのは、初めてだったかもですが、好評でうれぴかったです。
あとひさびさに「不屈の民」ソロヴァージョンも弾きまちた。
あとイパネマの娘withのこぎりも、とても相性いい感じで楽しかったっす。
ということでタカハシペチカさんのバンド「ショピン」がニューアルバムを発売ということで、その発売インストアライヴが渋谷のタワーレコード5階で18日19:00〜あるそうなので、ご興味のある方は是非。
ショピン
http://www.chopiiin.com/
こちらはオイラの曲が演奏されるコンサートっす!
お世話になってる尾引さんも出るっす。
オイラのマリンバとピアノのための30分近い変奏組曲「勇気の出る歌」を新進気鋭の素晴らしい音楽家、赤羽さんと正木さんが演奏してくれます。よかったら是非!
「深見友紀子ミュージック・ラボ プレゼンツ 倍音打音鍵盤音」
日時;7月20日(日)19:00〜
場所;門仲天井ホール
料金;前売¥1500、当日¥2000、子ども(小学生)¥1000
出演;尾引浩志(ホーメイ、口琴、イギル)
赤羽美希(鍵盤ハーモニカ・ピアノ他)
正木恵子(鍵盤ハーモニカ・打楽器他)
予約・お問い合わせ(門仲天井ホール;黒崎);
電話:03-3641-8275・・平日(火曜休館)の13〜17時
ファクス:03-3820-8646
住所:〒135-0048 東京都江東区門前仲町1-20-3-8F
E-メール:acn94264@par.odn.ne.jp
方法マシンの主催公演が18日にあるっす。
自分もリハの時大井さんがいないということで、大井さんの代役の篠田さんの代役で一回リハで初見演奏のお手伝いをしまちた。
アートとか音楽というと知識や歴史の理解とかを前提としたア・プリオリじゃないものってのが西洋を中心に圧倒的に多いっすよね。例えばベートヴェンの音楽を理解するには、音楽形式や和音進行にある程度耳が慣れているという前提が必要だし、カンディンスキーやミロに感動するとなったら視覚的な慣れ、または絵画の歴史的変遷の理解といった前提が必要だし、日本の能楽ともなれば、ストーリーと能のシステムをかなり把握してないと能のいくつかのクライマックスで感動できない、てなわけです。ア・プリオリじゃないものってぇと、街で御神輿のハードな一団が練りまくる時、老若男女思わず体が踊ってしまうとか、ガムランのビヨーンという響きにシュワ〜ンとなったり、森で鳥の声を聴いたり&ビーチで波の音聴いて、癒されまくっちゃったり、とかそういうのっすね。
方法マシンは、またりさまみたいにイベントの半分くらい(もっとでしたっけ?)が、そのシステムの説明だったりして、一見いかにもそのア・プリオリじゃないものっぽいんですが、そうでもないってとこがミソっすね。
というかそうであるとか、そうでないとか以前に「なんでもない」って感じっす。
「なんでもない」&「なすべきことをしてる」って感じがいい感じってとこなんだと思います。
歴史が生成する時といいうのは、常にこの「なすべきことをしてる」って感じがあるんですよね。
したいことをする、しなきゃいけないことをしかたないのでする、じゃなくて「なすべきことを知ってる人がなすべきことをしてる」って時に歴史は生成されると思いまちゅ。
なので、このサーチエンジンというイベント、アートというか音楽というか、歴史というものが生成されている感じというのは、バリバリに味わえるんではないかと思います。
個人的なフィーリングとしては、アボリジニとかネイティヴ・インディアンのホピ族とか、そっち系の世界に近いものを感じました。
まぁとにかくよくはわからないんですが、この人達は全国大会で優勝するスポーツ部みたいに心地いい人達なのでおすすめです。
下記、情報&説明の文章と、新聞の記事とかっす。
ヨコハマ経済新聞ヘッドライン
http://www.hamakei.com/headline/3347/
◎主催公演『サーチエンジン』
機械を自称する人間の集団である方法マシンが
世界的ピアニスト大井浩明氏を名誉マシンにむかえ
ピアノコンサートをプロデュース!!
日時:2008年7月18日(金)18:30開場/19:00開演
会場: 山手ゲーテ座
(みなとみらい線元町中華街駅5番出口下車徒歩5分、
港の見える丘公演前の岩崎ミュージアム地階)
http://www.iwasaki.ac.jp/museum/index.html
入場料金:前売1500円、当日2000円
出演:大井浩明(名誉マシン)、方法マシン
ご予約・問合せ:
方法マシン
email:ticket@method-machine.com
岩崎ミュージアム
tel:045-623-2111 , email:museum@iwasaki.ac.jp
企画・主催:方法マシン
制作:今井貴紗子
制作協力:ナヤ・コレクティブ
協力:山手ゲーテ座
従来のようにあらかじめプログラムが決められているのではなく、舞台上に設置されたインターネットのサーチエンジンを使用して楽譜を検索し、演奏曲目を決定します。選曲の過程から、楽譜のプリントアウト、プリントアウトされた楽譜の演奏まで全て見せます。主催者や演奏家の主観などによる選曲でもなく、公募による抽選でもない、完全に機械的なプロセスを経て構成されるコンサートです。
このコンサートは、以下の三つの要素で成り立っています。
1. まず簡単な検索ワードを元に、インターネットでピアノ曲の楽譜を検索する。
2. 検索された楽譜はプリントアウトされる。
3. プリントアウトされた楽譜はただちに名誉マシンとして迎えられる大井浩明氏によって演奏される。
これらは全て観客の前で行われます。
このように『サーチエンジン』は従来のコンサートのプログラムコンセプト(選曲方法の理念)とは一線を画した方法で選曲されるコンサートになってます。察しの通りコンサート当日になるまで、どのような音楽が演奏されるかは誰にもわからない スリリングな公演となるでしょう。