すごいニュースだなぁ。

10日午前7時ごろ、青森県弘前市十腰内の畑で約10人がトウモロコシの収穫をしていたところ、クマが現れた。車で通りがかった同市独狐、農業本田繁富さん(61)が騒ぎに気付き、ライフル銃でクマを射殺した。けが人はなかった。
本田さんは東北地方などの伝統的猟師「マタギ」で狩猟歴約30年。秋田県大館市の射撃場に向かう途中だった。
弘前署などによると、クマは5歳ぐらいの雄のツキノワグマで、体長は約1メートル、体重約120キロ。クマが約15メートルまで近づき、立ち上がったところを、鼻の上を狙って1発撃ったという。
 本田さんは「これまでもクマを撃ったことがあり、怖くなかった。1発で仕留めなければやられる」と話している。
 現場は岩木山のふもとの畑地。

自分は昔、吉村昭 著の「羆嵐」という小説を読んで、衝撃と感動を受けたことがあったので、このニュースに目がいってしまった。この小説は、大正4年に北海道苫前村で何人もの村人が熊によって喰殺された実際の事件をもとにした小説で、その事件を題材にした映画もあるらしい。その時、その熊を射とめた有名なマタギ(熊撃ちの名人)山本平吉が熊を射とめる時、木々が倒れるほどすさまじい吹雪が吹き荒れたと言う。そのことから吉村さんの小説の題名もとられている。

ということで、けが人がなくてホントによかった。