ひさしぶり。

ひさしぶりに、かなり以前からお世話になっている合唱団の伴奏に行った。曲はベートヴェンの「ミサ・ソレムニス」。日本語では荘厳ミサ曲という。ベートヴェンの名曲の中でも最高峰に位置する大作だ。
ベトーヴェンの合唱とオケの有名曲には、他にも「ミサ曲ハ長調」、「管弦楽、合唱のための幻想曲ハ短調」というのがあってその2曲もとってもいい曲だ。自分は、ベートーヴェンってピアノ曲より交響曲とかこういう合唱曲とかの方がいいなぁ、すごいなぁと感じることが多い。特にこの「ミサ・ソレムニス」はOp.123ということで音楽的には完全にイッちゃってるころの作品なので、やっぱベートヴェンはすごいなぁ、天才だなぁと感心してしまう。ちなみに「交響曲第9番合唱付き」は、Op.125です。とにかく「ミサ・ソレムニス」、音が多い。ベートヴェンらしく歌の特性というのを全然考えず、フーガ対旋律の鍵盤楽器のような細かいフレーズを、合唱でハ、ハ、ハ、ハ、ア、ア、ア、アと歌わせるまた、独唱、合唱、オケ、オケの楽器ソロ、音とリズムの多さに圧倒されてしまう。しかもそれぞれがポリフォニックに有機的に関連している。すごいなぁ。
練習に行ったら、前から知っていた声楽の人と練習会場でバッタリ!知り合いの知り合いの紹介で、その日指導にきていたとのこと。かなりのシンクロニシティだ。その人の指揮で伴奏をする。そういえば、その合唱団と共演したオケの打楽器奏者が自分の教え子の先生だったり、その合唱団のピアノ伴奏の人が、自分の演奏会「炎・龍・道」をやっていたその日に別の練習でアスピアホールにきていたなどシンクロニシティの多い合唱団だ。