巨匠横見浩彦さんのHP。

鉄子の旅http://www.tetsuko.jp/というマンガがあり、けっこう好きである。
実際はホントの鉄子が活躍するという話しではなく、菊池直恵さんという鉄道に全く興味がなく、どちらかというと「鉄」を軽蔑しているようなマンガ家が、小学館の企画により鉄道マニアの横見浩彦さんに連れられて、イヤイヤながら、時にちょっと楽しみながら、少しづつ「鉄」な旅に楽しみを見出していくという感動的なドラマである。
ここで特に紹介したいのが、このマンガの主役とも言える横見浩彦さんである。
簡単にいうと、鉄道マニアというか鉄道オタクなのだが、その業績は他の追随を許さないぐらいすごいものがあり、巨匠と呼んだ方がイメージ的にぴったりとくる。
マンガで描かれている横見さんは、マンガや小説で描かれる、髪ふりみだす音楽家のように激しく、芸術的である。
JR・私鉄全駅を乗下車しており、その数9843駅。
HP内の「チャレンジ1万駅」にはその履歴がしっかりと記録されており、感動的である。
1992〜2000年がJR編。
2000〜2007年が私鉄編。
特に2001年からの分は写真や、レポートまで掲載されており、圧倒される。
地方のローカル線などは、へぇ〜、こういう駅もあるんだ、いい景色だなぁみたいな感じで楽しく見れるが、営団地下鉄全駅下車などは想像できるので、ウゲェ〜となる。横見さんにとってもこれはけっこうハードだったらしく、イヤイヤながら乗下車しているところや、達成した時はとうとう完遂と、レポートに書いている。
横見さんオリジナルの乗下車におけるルールブックというも面白い。
例えば運輸省鉄道局監修「鉄道要覧」を参考に、鉄道事業であっても、索道(ロープウェイ、リフト)の駅は除外している。
また、同名の駅でも会社が違えば降りる、というもの。横浜駅などは各会社全部降りることになる。だが、大手町のように地下鉄としては、何種類かあるが、会社は営団と都営の2種類しかない場合は、2回だけ降りればよい、というわけだ。
というわけで、横見さんのHPはこちら。
横見浩彦HP:http://www.yokotetu.net/