結婚式ライヴ@スイート・ベイジル!

pianoya2007-10-18

この前仲のよい、また長く一緒に活動しているモリケ
ンさん&Y-coの結婚式があった!おめでとう!
エレクトロニカのユニット(Y-coがヴォーカルで&モリケンMacによるオケ)で活動している二人なので、披露宴の中でライヴをおこなうことに。
オイラは、ピアノ演奏&音楽監督ということで、テルミンのRomさんと新婦Y-coのリクエストによりチェロ奏者というバンドで新郎新婦をサポート。
会場は、業界でも有名な六本木スイート・ベイジル。
音響も雰囲気もスタッフもサイコーでうれしい&気持ちよい。
新郎モリケンさんは、Macだけでなく最近本格的に練習しているジャンベで、熱い演奏。
その後ろ姿には、ふんどし一丁で和太鼓をたたいているような男らしさを感じた。
婚礼の日、男は太鼓をたたき、女はトランスして歌い、踊る。
自分の大好きな「オリジナル」な音楽の風景がそこにはあった。
リクエストのあったウエスト・サイド・ストーリーの「トゥナイト」から始まり、新郎が気に入っている自分のピアノソロでの「What a Wonderful World」、モリケンさんとRomさんが加わり、自分のオリジナル曲「世界の生成について」、Y-coも加わり「Fly Me To The Moon」、「蘇州夜曲」、そして新郎新婦のユニットだけでアンビエント系の楽曲とモリケンさんが音色をかなりの時間をかけてつくったというリフがかっこよいドライヴという曲を演奏。トリはY-coの十八番喜納昌吉の「花」。ジャンベの伴奏だけで歌い始めるジャンベ主体のアレンジは、うちら的な無国籍的な展開を見せる。途中のY-coのマイクなし歌唱もあいまって、かなりの盛り上がりを見せる。この曲におけるY-coの歌唱は文句なく最高で、いつ聴いても感動的である。最後は音楽監督としてのリクエストで。新郎のダダダン!というジャンベで曲をしめてもらった。
ライヴの後は新婦のあいさつwith涙。新郎のあいさつwith涙。
ここのところは、結婚式で一番いいところだよなぁ。自分も心の中でもらい泣きする。
新郎新婦退場の時は新婦Y-coが退場の時はこの曲で!と指定してくれた(こんどうありがとう!)テルミンとピアノのための自分のオリジナル曲「雪の夜」を演奏。
かつてY-co、モリケン始めDJの仲間と一緒に年越しパーティーを山中湖(だったかな)でやるという時があって、オイラも行くべ、と思って新宿駅まで行ったのだが、大雪で高速バスがとまっていて行けなかったのである。その夜に雪を見ながら作曲したのがこの「雪の夜」ということで、感慨深い。
全体的にはずっと恥ずかしそうなモリケンさんとアゲアゲなY-coという風景が、ロックな感じでよかった。
披露宴の後は、新郎新婦がその日泊まるホテルニューオータニのスイートルームで仲間だけでのパーティー。さすがスイートルーム。広い。景色がいい。設備がいい。当たり前か。
DJの人が多いので、みんなでDJ。いつもの風景になっていた。
スイート・ベイジルにスイートルーム。「スイート」な一日だった。
ということで、小説家のエッセイみたいな文章になってしまったが、大河ドラマ的な二人の歴史を少なからず見てきた自分にとってはもちろん二人の結婚式というのは感無量で、感動した。
ただ二人との距離が近すぎるということもあるのか、ウォウ、イェーイというよりは、はぁ、よかったねぇみたいな、温泉に気持ちよく入って出てきた後みたいな感じで、それはまさにモリケンさんの提唱するハード・アンビエントな感じなのだろう。
それも新婦が数年前から綿密な結婚計画を熱く語っているのを聞いていて、ほぼその予定どおり結婚の日程が決まったのを聞いて、7月7日に入籍ライヴがあって、この日があったのでまさに締めのデザートとしての「スイート」な日だったということが、ゆるやか感を出しているのかもしれない。
自分としてはそのような長い時間をかけたゆるやかで大きい感動の締めであり、新たな感動の歴史のスタートでもあるので、これから二人がまた新たな世界を見せてくれるのが楽しみである。
とにもかくにもなんだかとてもホッとしたのである。