2月20日演奏曲目紹介。Ⅰ

20日のボサノヴァライヴで演奏する曲目の解説をちょっと書いてみようと思います。
この他にもボサノヴァデュオのTopazioさんの演奏があり、そちらはどんな曲を演奏するのか自分も知らないので楽しみ

です。

鈴木宏ニ郎くんと

「ILoveYou」 コール・ポーターですね。ちなみにコール・ポーターは名曲しか書かない作曲家で、ジャズ界のジョビンかいずみたくかって感じの人です。自分も鈴木くんもアニタ・オディのCD演奏を参考にしています。
「Here's That Rainy Day」 
「All The Things You Are」とともにおしゃれなコード進行
で有名な曲ですね。この曲とは、お約束ですがエヴァンスの「Alone」で衝撃的な出会いをしました。あのアルバム、他にも「Time For Love」、「On A Clear Day」などただでさえよだれの出そうな曲が、エヴァンスの地球外アレンジでぶっとばされます。あのアルバムの衝撃って自分は半年ぐらい続いたような気がします。そういえば「Time For Love」は
「In London」でエリスも歌ってましたね。「Here's That Rainy Day」、最近ではケニー・ランキンがアルバム「愛の序奏」で歌ってるのなんかもけっこう好きです。あのアルバムでケニーはビートルズの「While My Guitar」なんかも歌ってるんだけど、ケニーはジョアンがすごい好きらしく全体にセンスがよくて、またインドを感じさせるような不思議感のあるアルバムです。
「Gerogia On My Mind」この曲は説明いいですね。20日はサンバチームに参加しているブラジル系Sax奏者が飛び入りでふいてくれますよぉ!
「Nature Boy」この曲は一般的には、ナット・キング・コールで知られているんではないでしょうか。自分はコルトレーンでずっと聴いてて、インドかアフリカかってイメージしかないんですが、鈴木くんが「My Favorite Things」ぐらいのテンポでやりたいんですよ、と言ってたので、これはまたコルトレーン曲じゃないか!ということでコルトレーン風にアレンジすることに。最初「アフロ・ブルー」みたいなテイストでイメージしていたんですが、どちらかというとシャープでさっぱりな仕上がりになりました。変拍子は前奏だけで、あとは3拍子と2拍子のポリリズムが続き、間奏にいくところは「My Favorite Things」の中間部よろしくEマイナーの曲の全終止をEメジャーにつなげ、途中ショパンエチュードOp.25-6のフレーズを入れたりしつつ、コーダはちょっとラヴェル風におわります。
「If」これはブレッドというアメリカンポップスのバンドの曲ですが、なんとなく一度は耳にしたことがあるという感じの曲です。自分は鈴木重子さんのCDでよく聴いてます。
「This Could Be The Start Of Something Big」詳しくはよくわからないですが、なんだか縁起のよさそうなタイトルですね。自分はこういう縁起のいいタイトルは大好きです。なので自分の曲にも「福きたる」とタイトルをつけてみました。この曲はウォーキングベースに親指をパチパチ鳴らすような典型的なFast4ビートですね。エラ・フィッツジェラルドさんがビシバシ歌っています。