<紹介>

POLYGONSのCGアーティストソネハチさんが、Yahoo!アバター制作のアシスタントを探しているということで、お世話になっているデジタル系の先生を紹介。ソネハチさんがプレゼンテーションをするところを初めて見て感動する。お互いにとってグッドな展開になるといいなぁと思う。最近人の紹介はよくしている。オペラのオーディションを受けるという人に、伴奏者を紹介。自分がこの前やった打楽器の曲の伴奏者を紹介。ヒップホップ&R&Bバンドをやっている生徒さんが鍵盤奏者を探しているということで、ジャズ系バンドをやっている自分の弟子を紹介。ジャズのピアノソロ曲をどうしても楽譜におこしてほしいという人がいたので、耳コピソフトを持っていて、耳コピが得意な弟子を紹介。現在採譜中だ。

<祐ちゃんエキサイティングナイト〜くつがえさー音頭>
JASRAC主催の音楽療法の演奏会が、新橋ヤクルトホールであった。自分の仲間の祐ちゃん(片岡祐介http://www.usiwakamaru.or.jp/~usuke/音楽療法家岡崎香奈さんの講演とコンサートがあったのであった。祐ちゃんはマリンバ、岡崎さんはピアノである。祐ちゃんは「カモシカの恋」でのPerの人でもあります。ヤクルトホール、当然ロビーの自販機は全部ヤクルト製品かなと思ったが、キリンの午後ティーがあった。さすがはヤクルト、懐が大きいなぁと妙に関心してしまった。
前半は岡崎さんの講演。ビデオも交え、世界の音楽療法事情の説明があって興味深かった。
後半は祐ちゃんと岡崎さんの演奏。平石博一〜バッハのヴァイオリン協奏曲〜ルー・ハリソンクライスラー愛の悲しみとヴァラエティに富んだ内容。最後は、今回のために委嘱された野村誠http://www7a.biglobe.ne.jp/~nomu104/Japanese.top.htmlの新作「くつがえさー音頭」。
裏拍からフレーズが始まる感じとサンバ風のリズムのなまりが強調されたバッハの演奏が絶妙ですばらしかった。ルー・ハリソンクライスラーでのヴァイオリンロングトーンマリンバではトレモロで演奏するのだが、この奏法はわりと自分の好みである。当然、野村誠の新曲は、はじけていた。くつがえさーとは、「音楽界をくつがえそう。」とみなで話していた時に、くつがえす人はくつがえサーだねということからきているそうである。(ボクサー、レーサーの様な活用。)
途中マリンバ奏者の祐ちゃんが叫ぶ箇所もあるが、そこでは岡崎さんのことをナチュラル・ボーン・セラピストと叫んでいた。曲の後半は即興となるが、祐ちゃんは文字通り完全に踊っていた。祐ちゃんの踊りやボディアクションはかなり定評のあるものだ。その踊りの間、岡崎さんはたんたんと即興でミニマルフレーズを弾きつづける。ピアノの即興というと、セシル・テイラーさんとか山下洋輔さんのような感じを想像してしまう自分にはちょっと意外だったが、踊りとマッチしていてとてもカッコよかった。プログラムのまんなからへんで、みんなで即興のコーナーがあった。祐ちゃんの得意ジャンルである。と、そのコーナーが始まるやいなや、「はぁ〜い、やりたいでぇす。」と手をあげた最前列のおっちゃんがステージにあがりマリンバをメチャクチャに即興しはじめた。メチャクチャというのは一般的な意味で、自分や祐ちゃんにとっては「あぁアンサンブルが始まったな」ぐらいの感じではあったが、こういうのにあまり慣れていない人にはメチャクチャにぶったたいてるとしか見えないだろう光景であった。このいうのには、祐ちゃんは文字通り海千山千、鬼に金棒、コーヒーにクリープである。あっさりジャンベで呼応し、つくられた1曲かのようにディミニュエンド&リタルダンドして即興はおわった。その間、2分ぐらいだったと思う。その後ホール全員の人に向かって、即興をやりましょうということになる。当然楽器を持ってきている人はいないので、プログラムの紙と手拍子がおもな即興媒体となる。特にプログラムの紙をたわめてパン!とやることによっての即興は面白かった。ここでも祐ちゃんは踊りまくっていた。会場全体が片岡祐介オン・ステージという感じあった。
終演後は、出演者とJASRACの方々、先生方とで打ち上げ。自分も参加させていただいた。
それにしても祐ちゃんのマリンバ演奏はすばらしかった。祐ちゃんのマリンバ演奏がもっと聴きたい、と思った夜であった。